(続きです)
やっとのことで、最強の厄除け「元三大師のお札」を手に入れた私たちです
お御籤は一日3人限定
行くまでは全く知らなかったのですが、ここは、お御籤の発祥のお寺 としても有名だそうなのです。
お寺に来るたびに籤を引きたがる娘が、ここでもやはり、
「お御籤ひかせてください!」
と、無邪気に頼みましたら、尼さんがこう説明してくださいました。
「ここは、予約しないとだめなのです。朝1人、午後は2人の一日3人だけですね。
お御籤のためにまずはご祈祷をして、和尚様が仏様のお声を聞いてれをお伝えするのです」
という真剣勝負のお御籤で、結婚とか事業とか大病とか、本当に人生の大事な局面を占ってもらう人が多いそうです。
大切な判断をして頂いて、その後の人生が良いものとなった人からのお礼の品が山ほど積まれていました。
マンツーマンで、こんなに時間をかけてして頂いて、お値段は3000円からということです。
お札も、物凄いパワーがあるのに1枚500円でした。きちんと拝んで貰っているものだとのことですが、こういうところから、とても良心的なお寺さんだと感じた次第です。
しかし、ここまでして仏様のご意見を伺うのですから、もしも心に迷いがある場合は怖くてできないような気がします。
例えば一般論として、子供の受験などで、「A校とB校のどちらがよいでしょうか?」
とか、結婚問題で、「AさんとBさんのどちらがよいでしょうか?」
などと親の方で伺いを立てたら、絶対にその結果(仏様のご意見)に従わないと後がなんだかコワイ感じになりますよね。仏様の判断と子供の意思がずれてしまった場合などは返って難しい状態になってしまいます・・・
なので、本当に絶体絶命で、人知ではもう思考不可能な切羽詰まった状況にならないとうちは行くことはないと思います。
今のところは、いつも娘が好んで引く「100円御籤」にしておくのが無難です。
でもここ横川の元三大師堂には、それはありませんでしたので、角大師のお札だけを大小混ぜて頂いて、ここを後にしました。
そして位牌を仏壇に戻す
お祖父ちゃんとお祖母ちゃんの位牌と共に訪れた比叡山延暦寺でしたが、あっという間の7時間の滞在で帰路に着きます。
まずは、お祖母ちゃんの位牌を仏壇に戻しに実家に寄ります。
早速、お祖父ちゃんは大きいほうのお札をガラス越しに玄関の外に向けて貼っていました。大きいので迫力ありますね。
お祖母ちゃんの方は、一周忌の命日にまさか小旅行をすることになるとは思わなかったかもしれませんが、歩かないので疲れることはなかったでしょう。
位牌を戻して、娘がお経を唱えます。「般若心経」にチャレンジ!
暗唱など勿論できませんよ♪
カンペならぬ、カンファイルが娘の手にあります。
比叡山のお土産ショップで手に入れたこのファイルの裏表に全文載っているのです。
ピンクもありましたが、娘は青が好きだそうです
私も、今までは紙の細かい字のもので読んでいましたが、凄く見やすいこちらのものを手に入れました!
裏表で、「般若心経」全文です。色字にしてある漢字は、オシャレなデザインだなぁと思って買ったのですが、実はフレーズの区切りが色にしてあり、今までの紙に黒い印字のものに比べたら、画期的に読みやすいものなのだとわかりました。
これから般若心経を覚える方にはかなりお勧めです!
特に気に入った点としては、「観自在菩薩行人般若波羅密多時」の読み方にあります。
「かんじざいぼうさつ」ではなく、「かんじざいぼうさー」という、「つ」の音が入らない読み方がしっくりくる気がするのです。破擦音の「つ」が冒頭に来るのはなんだか好きになれず・・・
このファイルは後者の「つ」無しの読み方を採用しており、「おお~、つがないっ!」と、大喜びで即購入を決めました。
アマゾンでも販売しています。クリーム地でお仏壇にも馴染むとても上品なファイルです
紺色のものも素敵で、どちらにするか10分くらい迷いましたが・・・ 次回行った時にはきっと手に取っていることでしょう。
そんなわけで、比叡山に行った一日で色んな思い出とグッズの収穫がありました。
自分の気持ちが波立たぬよう、日々の小さな出来事にも幸福を感じられるよう、ひいては、世の中も平和で争いごとがなくなるよう、そういう方向に心を向けてゆきたいと思っております。
2020年9月12日の一周忌、比叡山で一日一緒に過ごした後、孫娘の読む拙い「般若心経」は、お祖母ちゃんの心に響いたでしょうか・・・
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