娘の近況をご心配頂く声をちらほら頂いております。「神戸市立中学校のモラハラ管理教育」はちょっと一服をして、今日、明日と娘の近況をお伝えさせて頂くことにします。
お陰様で順調に登校できています
9月1日から高校の2学期が始まり2週間になりました。
7月の手術後か術後の一時的な体調悪化で1ヶ月寝込んだため筋力低下が甚だしく、自転車に乗った第一日目に、膝周りの筋肉を傷めたところまでお伝えしましたね。
学校を休んで「国語文法」がちんぷんかんぷんだったり、皆勤賞がストップして落胆もありましたが、気を取り直してそれ以降は毎日遅れずに登校できています。
(脚のほうはまだ違和感があるため近所の接骨院に通院中…)
2学期初めはクラスを替えるチャンス
まだ新入生気分が抜けず、授業のクラス選びのことは全く知らなかった娘ですが、社会のクラスの顔ぶれが変わっていることに気づきました。
娘の取っている社会のクラスは、ネイティブクラスの下の「日本人向けの英語のクラス」でした。
入試面接の時、校長先生から、
「ネイティブクラスでも大丈夫だと思うけど、社会の一番上のクラス(ネイティブと一緒の授業)は課題で書かせる量が多い先生なので、病気のあなたには負担が大きいかもしれない。なので、まずは一つ下で初めて、あとで変更したかったらそうしてもいいですよ」
と言われたため、まだ全く事情がわからずそのようにさせてもらいました。
それに、その当時は毎日通えるとは思っていませんでしたから…
世界史の近代史のところをしていて、オーストラリア人の先生が英語で教えてられます。歴史の本など滅多に読まぬ娘ですが、授業はすごく面白いらしくこの授業が大好きでした。
今学期クラスのメンバーが変わったのは、「学期初めの2週間以内に、今のレベルが合わない時には替えられる」という学校の決まりがあるからなのです。
ちょっと背伸びして、このクラスに来た子たちはやはりしんどいなぁという事で、一つクラスを落とし、反対にチャレンジ精神でこのクラスに上がってくる子もいるようです。
授業選択は基本、「自己申告制」なので、ちょっと背伸びして頑張る生徒のほうが多いかもしれません。親御さんも「せっかくこの学校に来たのだから英語のクラスを!」と考えられるでしょうし、日本語のクラスではなく英語で授業を受けられるクラスを希望されることも多いようです。
しかし、英語のクラスになるとディスカッションの時間が多くなり、帰国生以外でそのレベルをクリアできている生徒さんは少ないようです。
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この学校の分け方なのですが、教科によって全然違いますが、一番分けられている教科でこんな感じでしょうか・・・
☆ネイティブクラス(英語)
☆ネイティブでない日本人の為の英語で授業が行われるクラス
☆日本人が日本語で授業を受けるクラス
教科によっては、日本人はどう足掻いても英語で受けられない教科もあります。娘の場合、今年は理科がそうでした。
そして今の所、ネイティブ(帰国生徒)と同じクラスは、文学の授業だけなのですが、想像以上に専門的な授業で、「こんなの難しすぎない?」という親の懸念はよそに、本人は十分楽しんでいたのでとても嬉しく思いました。
「私もクラスを替えてみたい」
そんな娘でしたが、ある日、「私もクラスを替えてネイティブクラスに行ってみたいのだけど」と言い出しました。
でも、日本人は基本ネイティブクラスを取れないのですよ・・・
ネイティブクラスに行くためには、日本人クラスの「国語」を諦めねばなりません。何故なら、ネイティブクラスの日本語(国語)は、海外で育った人が日本語を学ぶためのレベルなのです。
つまり、日本語の「国語」を選択しようと思えば、時間割はネイティブのものとは大幅に異なってしまうため基本、ネイティブの授業のほとんどは取れない時間割の組み方らしいのです。
日本人のためのクラスにいると、国語と理科が日本語でホームルームのクラスになります。一生懸命先生の話を聞いている生徒もいますが、この年頃の子はどの学校でも皆が皆そういうわけではないですよね。
娘は全く不満を漏らしたことはないのですが、ひょっとしたら、その雑然とした環境は脳の易疲労を抱えている娘にとっては、もしかしたら少しストレスフルな時間となり体調に影響しているのではないか?と私は想像していたのです。
替わるとすればもう迷っている時間はありません!
取り敢えず、ネイティブクラスはどんなものか雰囲気だけでも知らないことには前に進めないので、娘は校長先生にお願いに行って、他の生徒さんのように一日丸ごと体験授業をさせてもらうことになりました。
結果、「自分が一番楽しく勉強できるのはやはりネイティブクラス」 という事がしっかりと確認できたようです。
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校長先生に最終意思を伝える
ネイティブ授業のレベルや雰囲気がわかったら、後は校長先生に許可をもらうだけです。
娘は何回か校長室に行って「日本人がネイティブクラスに行くことのデメリットとリスク」についてよく説明はしてもらっていましたので、今回は、「それでもいいから移りたい」と、自分の最終意思を伝えるだけでした。
校長先生は勿論OKを出してくださり、国語の問題はある意味「自己責任」でプリント学習となり、晴れてネイティブクラスの授業を取れるようになりました!
毎日楽しいのが一番
2年間のブランクと今なお続く体調不良。おまけに高次脳機能障害で記憶力が落ちてしまっている娘。
なので、もう今は開き直っています。
本来なら、国語をしっかりと取って、日本の大学受験(AO)に備えるのが賢いのかもしれません。
でも、あんな辛い日々を経験して、今もかなりの無理をして登校しているのですから、
「毎日笑顔で楽しく学校に行って、自分の好きなことを学んできてくれればそれでよし」
と本気で思っているのです。
このクラスに行きはじめて3日目くらいに娘がふと漏らしました。
「この2日間で、1学期の間に笑ったよりずっとたくさん笑ったわ!」
後のことはもう「野となれ山となれ」です。
今日も、学校で授業の2コマ分をしっかりベッドで休ませてもらい、お友達と楽しそうに帰ってきました。
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