急場凌ぎで書いた昨日の記事が思いがけず伏線になりました…
昨年3月にブログを開始して以来、誰よりも身近にいてずっと「苦・苦・苦・楽」をともにしてきた相棒。絶望と孤独の只中で世界から取り残されていた娘を、社会に繋げるための発進と受信を担ってくれたdynabook
ペンは剣よりも強し・・
そのペンの力で、あたかも「剣」のような巨大組織による力ずくの隠蔽に抗するために、力の限り発信し、日本全国、時には海外在住の邦人や留学生の方々から同情や共感、そして怒りの声がここdynabookに届けられた
それは、かけがえのない命ある宝物を壊され、「我が娘の無念を晴らせるのならばいつ死んでもかまわない」と、悲嘆の底で呻いていた1人の母親の心に幾筋もの光明を見せてくれもした
この古い相棒と共に何度も夜を徹し、「何の落ち度も無いのに社会から抹殺された1人の中学生」の存在を世に知らしめた
新聞社との息の詰まるようなやり取りを文字にして、祈りを込めて送信した
そして、読者からの、娘の運命を変えるような「福音」をもたらしてくれもした
そんな中、dynabookの美しい音響に疲れ果てた心を癒された数々の夜
母の看取りの日々もホスピスの一室で、「眠り続ける娘とおばあちゃん」の 最期の魂の交流を文字と写真で紡ぎ続けた
持ち運びには適さない2キロ超の重いものだが、これを抱えて京都と神戸の間を時々で種々多様に異なる感情とともに何度も往復した日々
テレビ出演の時には、Skypeをする娘とフィリピンの先生を繋げるという大役を果たし、自らも全国のお茶の間に映し出されさぞ驚いたことだろう
図らずも娘の高校入試のSkype面接が引退への花道になってしまったが、1人の子供の栄光と挫折、そして復活への歩みというドラマ仕立ての人生の立役者となったことはパソコン冥利に尽きるのではないか…
数々の不可能を可能にし、時には奇跡を示して、私達を「人間らしい生活」に戻してくれた、私の相棒であり忘れ得ぬ恩人
白く擦り切れたキーボードカバーは、既に過去となった私達の昨年の歴史の澱
2020年5月のある朝、慈しみ守りぬいてきた「娘」の悪意なき一撃により、この世での尊い役割を終える事になる
100万以上の文字を刻み、それ以上のアクセスを引き寄せることで、1人の少女を救う
この世での使命を全うし今ここに静かに眠る
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