引っ越し直後の五月の初旬は娘の体調もまずまずでした。
朝早めに起きられた時には小鳥の囀りを耳にしながら引っ越し先近くの緑の遊歩道を優雅に歩いたりしていました。
この日のお散歩帰りに、誰も使うことのなさそうな寂れたブランコがあるのが目に入りました。
娘はトコトコと歩み寄り「わ~、ブランコひさしぶりやわ・・・」 と、しみじみとした面持ちでブランコに腰掛けます
「まだできるやろか・・・」とおそるおそるブランコを漕ぎ始めます
結構うまく漕げていますが、転落しそうで心配・・・
腕も筋肉落ちてがりがりなのにふにゃふにゃだし、握力も弱くなっているのですよ!
背中から落ちたらまた振り戻しになってしまうではでないですか…
ひやひやしながら「しっかり手を握っときや~!!」と思わず声をかけます
これで満足したと思いきや…
一体何を始めるの??
うわ~、怖い怖い!!
想定外のあまりの光景に一瞬固まってしまい、落ちやしないかと生きた心地がしませんでした…
でも嬉しかったです(^^♪
今までは公園を通りかかってもこんなリアクションするような元気もありませんでしたが、この日は今までの失われた2年間を取り戻すかのようなエネルギーの噴出が見られたようでした。
豊かな緑のグラデーションから「気」をもらったのかもしれません。
この日は5月3日
私にとって、ハイハイをしていた赤ちゃんだった娘が初めて立ち上がった日のことを彷彿させるような感慨ひとしおの場面でありました。
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