2020年3月17日13時15分より娘の卒業式が始まりました。
可能性として教頭先生から卒業証書を渡されるだけだのこともあり得ると思っていたのですが、実際は、コンパクトながらも式次第に沿ったきちんとしたセレモニー感を演出していただけたのでとても有難く思いました。
準備など時間をかけて、「くららさんの巣立ちを祝ってあげよう」というお気持ちがはっきり伝わってくるものでした。
そして、何よりも、形式的ではない、先生方の心の籠った言葉で語りかけていただけたことは、娘にとって何事にも代えがたい人生の節目となったに違いありません。
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卒業式
1人だけの卒業式がいよいよ始まります。
「只今より令和元年度、卒業証書授与式を行います」
「卒業証書授与、藤田紅良々さん!」
「へい!」 カツゼツ悪くて、「はい」が「へい」になってました…
「第9020号卒業証書、藤田紅良々。あなたは、本校の過程を卒業したことを証します。令和2年3月10日付。神戸市立〇〇〇中学校長〇〇〇、代読 友生支援学校の〇〇」
え、なんですか?この不格好なお辞儀… これは流石にNG…
☆ 式が一通り終わった後で、教頭先生から正しい受け取り方を教えてもらってやり直した図はこちら ☆
こんなところでしょうか ♬
「 背中が痛くなっっちゃいました!」
◎「教頭式辞!」
「藤田紅良々さん、ご卒業おめでとうございます。 あなたは 今こうして15歳で3年間の中学校生活を卒業するという節目を迎えることができました。
残念ながら思わぬアクシデントにより闘病生活を余儀なくされ、ひょっとしたらあなた自身の心の中では「2年も遅れた」という気持ちが今はあるのかもしれません。しかしながらあなたの人生を80年や90年と考えると、その2年間というのはほんのひとときにしか過ぎません。
今中学生であるあなたの周りにはいないかもしれませんが、大学生にもなると1年上、2年上、中には3年上、4年上なんていう人もざらにいることでしょう。
現に私も大学にも1年遅れで入学しましたが、年齢など全く関係なかったですし、ましてや社会人ともなると、年齢が早い、遅れているなどなんの価値もありません。
ですからあなたのこれから先の人生で、何かで遅れその分をやり直すということを決して恐れないでください。
例え、今までのあなたの人生の15年間を全て1からやり直したとしても、それが終了するのはまだ30歳です。今の私の歳よりも遥かに若いのです。更にもう15年したところで私の歳には程遠いのです。そもそも2度目ともなると、同じスピードではなく当然速くできるわけですから、実際はもっと短い期間でやり直せるはずです。
できなかったこと、失敗したことを一からやり直す勇気を持ち続け、充実した人生を送ってほしいと思います。
最後に、保護者であるお母さん、お子様のご卒業おめでとうございます。
9年前の小学校入学の時から今までお子様を支え続け、それから思わぬアクシデントにも必死に何とか手段を考えて下さったので、今お子様は9年間の義務教育を終えることに至りました。本当にお疲れ様でした。
そしてお子様がもう少し大人になるまでこれからの舞台にも引き続き傍で支えて頂ければと思います。
それでは紅良々さんのご卒業を心より祝し、これからの充実した生活を心よりお祈り申し上げます」
令和2年3月17日 訪問学級教頭〇〇
病気やケガ、不登校などで、中学校生活が難破してしまった子供達、そして、供に苦労しそれを支えた保護者の方全てに向けて、この「みなと分教室」からの式辞を送りたいです!
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