Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

英語授業の参観日 ~ TOEIC980点の子供が公立中学の英語の授業を受けるという事 ③

続きです。合格を疑わなかった公立インターナショナルスクールに蹴られ、大阪のインターの授業料が半額になる奨学金に釣られて行くも、諸事情で決心がつかずで、結局、近所の公立中学に行くという想定外の運びとなりました。

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近所のM中学との運命の出会い、そして英語の授業へ

この中学にさえ来ることがなければ、今頃娘は・・・と思っても仕方はありません。

運命は、タラ・レバを遥かに凌駕した大きな流れをパラレルな次元で持っており、仮に別の学校に行ったら行ったで、そこでもっと大きな問題を抱えていたかもしれないのですから。

 

現実的に考えまして、

 

「中学校では英語を伸ばしてくれる環境は得られないけれど、ここに来ることになったからには、英語で余裕のある分、他の教科を一生懸命勉強して、自分なりの物の見方と意見の持てるように頑張ろう!

という目標設定をしました。

 

ここで、話を前々回に戻します。

この、教育熱心な地区にあるM中学に入学してから初めての参観日は、英語の時間でした。

 

中学の参観日というのは、自分が中学の時の経験、そして息子の時の経験上では、親が行くなどよっぽど物好きだと思われるような参加率が極めて低いものでした。

「万一、来られたら、目立って恥ずかしい」と、親に知らせない事もありました。

 

しかし、当日、このM中学に向かう道は保護者が列をなして歩いています。驚いたことには、お父さん、お母さんが連れ立って来ておられる家庭のいかに多い事か… 

 

教室の中は既に一杯で入れず、廊下にずらりと並んで見学している方も沢山おられます。普段の学校がこれだけの保護者で賑わうなんて前代未聞です。ここ神戸市東灘区は、この点では異文化圏と言ってもよいほどのものでした。

 

本当に、小さい頃から大事に育てられ、教育に価値観を置かれる家庭の子供たちが多数派なのだなぁ」と、小学校で薄々気づいていたことが、現実として眼前に繰り広げられています。

 

(娘は、この時点(中1の5月)で既に教育熱心な保護者たちの間では知るところとなっており、「この子が、どんな様子で、中一の初めての英語の授業を受けるのだろうか?」と興味を持たれている方もおられたかもしれません)

 

英語の先生は、30代後半くらいの担任の男の先生。

さぁ、先生のお手並み拝見!とばかりに、私はわくわくする気持

ちを抑えることができませんでした。 

 

 

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力のありそうな先生で良かった…

 

この先生(A先生と呼びます)は、高校は英語に力を入れている学校を出られたそうです。その頃から、英語の先生を志し頑張ってこられたのでしょう。

私の頃の中学、高校の先生と違い、子供のころからテレビやネットで生の英語に触れるのが当たり前の世代の人は、やはり発音が上手いと感じました。

 

あと、「場」を作る指導力を持ってられると思いました。その「場」、とは、自分のペースに教室全体を持っていき、よくも悪くも、先生が中心となり授業が進められる環境を意味します。A先生は、もう10年以上は教えられていたと思いますが、信念と確信を持って自分なりの授業の様式を作ってられるという、自信が溢れ出ていました。

 

雑談も挟みながらも、きっちりと必要なことを伝えてられておられます。生徒も、見ている保護者も退屈することなく、授業は終わりを迎えました。

 

この時の私の気持ちを正直に言います。

 

「まず、授業崩壊しそうではなく、そして、英語の音、特にL、Rの区別などをきっちりと意識されている先生で良かった・・・」

 

世界は色んな国の人が英語を話しているのだ。だからジャパニーズイングリッシュでも恥ずかしくないんだ!」という、自分の思い込みを大義名分として、教職にありながら、英語音声の研鑽も積まず、初めて英語に触れる敏感な子供の耳に間違った日本語発音の英語の音声を刷り込むような人だったら、困るなぁと危惧していたのです。

 

同じ先生で3年連続ということもあるため、ほぼ毎日ある英語の時間に間違った音を聞かされ続けることは勘弁願いたかったのです。娘の英語力の伸長は全く期待はしていませんでしたが、変なものを押し付けられて損なわれることがあれば、どうしようと不安でした。

 

A先生は、その点では合格点です。ほっと胸を撫でおろしました。

 

帰宅後、娘に、「先生の英語の発音とか、私的にはなかなか良いとおもったけど、あんた的にはどうよ?」と聞きましたら、

 

「まぁまぁやな♪」

 

ということなので、更にに安堵感を強めました。

 

音楽をしていることもあり、耳の鋭い娘が、こういう言い方をするのは、日本で英語を勉強した人にとっては、自信を持ってよいレベルの発音ができているということです。

 

さすがに、文教地区の教育に拘りある親の集まる地区の学校。英語も優秀な先生を配置してられるのだなぁ、と小さく悦に入る私なのでした。

 

(続く)

 

 

 

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