嬉しすぎる報告・・
前回の記事で、お嬢さんんのにきび治療のための処方箋中の「放射線」という文字に反応されて、写メを送って下さったSさん。お陰様でその中のハイチオールに含まれるL-システインが放射線防護作用があるのではないかという所まで繋がりました。
Sさんのお嬢さんも、数年間の治療の間に、CTやRI脳槽シンチを何回もされたため、やはり検査被曝の心配をされているのです。私の記事が不安を煽ってしまったような所があるのは申し訳ないところですが…
お嬢さんは、以前記事にさせていただきましたが、中学から高校にかけて長期間、脳脊髄液減少の治療をされて来られました。酷い時は娘のような過眠、記憶障害、多尿(頻尿)のほかに、大量の鼻水、頑固な吹き出物、があったのですが、昨年9月のブラッドパッチで見違えるように改善されています。
それは、まさに劇的と言ってよい程で、私の知る中では、事故後すぐの急性期に治療をした人ならともかく、病態が数年に渡り長期化した患者さんの中で、これほど、ブラッドパッチ後数か月で、心身ともにエネルギー満ち溢れる状態になった方はおられません!
Sさんのお嬢さんの治療のことは、以前紹介させていただきました。ブラッドパッチを数回して完治に近いところまで来た1例です。
貴重な体験と検査画像までシェアして頂きありがとうございました!
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現在は普通(以上?)に運動もされております
Sさんのお嬢さん、昨年9月の2度目のブラッドパッチから4か月が経過しました。まだ4カ月しか経っていないと言った方が適切かもしれません。
現在は、蘇ったように元気になられ、なんと「体を動かしたくて仕方がない!」というエネルギーを持て余した状態になっているということです。
リアルタイムで経過を聞いていて驚いたのは、上に書いた諸症状は、脳脊髄液減少症でよく言われる、「薄皮をはぐように、月単位、或いは年単位で徐々に回復」したのではなく、
ブラッドパッチ直後に一気に諸症状が消失したのです。
その後、数回、頭痛が出たようですが、いずれも短時間で消失しました。私はおそらくこの頭痛は、漏れが塞がり髄液が急に増えたことによる回復頭痛だったのではないだろうかと踏んでいます。
お母さまとしては、再発の心配からもっと安静にして欲しかったのだそうですが、退院後1カ月で体育の授業に復帰し、今はバスケなどもしておられます。
そして、驚くことには、ダンス部にも入部されて、溌溂と学校に通っておられます。
加えて、今年に入ってからは、「再発を防ぐため」背筋をつけたいのと、元々の運動好きのため、ご近所のスポーツジムに通い始められました。
この状態って、普通の高校生以上にアクティブに生きてられますよね⁉
おまけに、高次脳機能障害で勉強に支障に出ていたことも嘘のように成績も上がっているそうで良いこと尽くめです。
長い間、苦しい時間を過ごされましたが、ここまでの回復がみられて本当に良かったですね!
Sさんのお嬢さんのように、他にも、ブラッドパッチ後に完治して、野球や柔道をしたり、プロのダンサーに復帰したりしている人もいます。
このように、実際にお会いした患者さんや、知り合いの知り合いくらいの範囲でもスポーツに戻れた方は少なくありません。
こういう方に会ったり、間接的に話を聞いたりすることは、治療中の苦しい状態にいる本人やその家族にとっては、「この闇の向こうには明るく眩しい世界が存在する」ことの実証に触れることに他ならない大変有難い体験なのです。
まるで、サクセスストーリーを聞いているが如く、ワクワクして明るく前向きな気持ちになります。
しかしこれは、回復後の患者さんが辿られる道の片側であることは、脳脊髄液減少症に関わっている人なら皆わかってられます。
光があれば影もあるのです…
(続く)
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