Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

学校に戻ることは「針の筵」をかぶる事 ~ 娘に「悪夢」を見させる「直感」は現実となっていた ③

昨日の続きです。

 

 

現在の体調だと、午後に1時間くらいなら学校に戻る事は可能だと思います。もし娘がずっと孤独を強いられていたこの2年間のトラウマになるほどの寂しさを、登校することににより少しでも埋められるのなら、娘が行きたいともしも思うのなら、それもいいか、と少し思いかけていたのです。

 

そんな時に、お友達が訪ねて来て、思いがけず学校全体の娘の事故への認識を伺い知る事ができ、自分の見通しの甘さと、娘の直感のブレのなさ思い知ったのでした。

 

 

 

学校に戻る事は「針の筵」をかぶること

12月24日、何も知らない生徒さんが、私達が決してその名を口にしない加害生徒との学校での楽しい交友を語る事で、パンドラの箱を開けてしまう結果となったのです。

 

その夜、娘は、

*自分がいない間に学校で本当に色んなことが起きていて、皆(加害生徒も…)実に楽しい学校生活を送っていたのを知り、まるで自分が浦島太郎のようであると感じたり…

 

*自分が、こんなひどい目にあったのに、学校事故の真相を知る友達は誰一人いないらしいということ

 

を、直視させられる形になり、その夜はやはり辛くて泣いていたと、後に31日の夜の告白で知りました。

(でも辛いだけではなく、「友達が久しぶりに来てくれたのはやはり嬉しい事だった」という、アンビバレントな感情が今でも錯綜しているようです)

 

年明けて、現在思うのですが、昨年末の「三者面談」から「翌日の生徒さん訪問」で、結果的には、「娘が学校に2年間も行けなかった事」に対する学校全体の認識を知ることができて良かったと思うのです。

 

楽しく学校生活を送っていた娘を襲った事故は、

2018年2月28日の体育の時間、グラウンドコンディションが悪く、先生も不在で指導が行き届かない中で、危険行為を誘発する指示と、危険を察知できない生徒の危険行為により起きた重大な被害をを伴う人災

 というものでした。

 

しかし、この2年近くの間に、その事実は全く生徒へは伝えられず、娘は、「病気からの不登校」という噂も経つほどの不名誉なレッテルを貼られました。

 

生徒さん達の思いの中には、学校事故の責任として娘をずっと守る立場である筈なのにそれを放棄し、娘の身体のみでなく心にも大きな傷を負わせた学校と、今日まで謝罪も償いもせず、中学生活を謳歌し、娘が諦めなければならない高校受験も順調に全うする加害生徒の影は存在しません。 

 

一人の子供の一生を変えてしまう程の大きな事故であり、その被害者である娘がどれほどの苦痛の極みの日々を生きてきたかを全く知らされていない「学校」という集団を形成する個々の教師と生徒達。

 

三者面談で娘の苦境をこちらが訴える最中に居眠りをする教師や、娘に心に突き刺さる加害者の名前を、学校からは何も知らされなかったが故に無邪気に口にする生徒達の姿が、今の学校の現状を映し出すでありましょう。

 

そして、そこには更に、学校から完全に「守られた形」で、学校生活を満喫してきた加害生徒が存在しているのです。

 

 こんな恐ろしい場所に、今なお身心傷だらけの自分の子供を戻せる親がありますか?

 

娘は、度重なる悪夢の中ですでに予見していました。 

私が、元気になって学校で友達数人と話をしてるねん。そしたら〇〇(加害生徒)が、にやにやして近づいてきて、以前と同じような感じで話しかけてくるんや。そして、私があまりにも腹が立って睨みつけていたら、他の友達たちが、『もう済んだことだからいいじゃない!』と言って皆笑って済ませようとするんやで! ほんま、悔しくて教室出てトイレで一人声を殺して泣いてたわ・・・

 

 

もし、自分が学校に戻る事になったら、どれほどの苦痛怒り恥辱を耐え忍ぶことになるか を。

 

痩せた身体に針の筵をかぶり、自分の心を殺して常に目を伏せ、事故についてはひたすら沈黙を強いられる ということを。

 

何故なら娘はわかっているのです。

この2年間、自分が耐え忍んだ苦渋の時間と流した涙の蓄積は、学校での立ち話では、誰かに伝える事は絶対に不可能であるということを・・・


 

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