Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。現在はほぼ寝たきりとなり1年が経過しました。

「被曝のリスク」と「行き詰った現状」を秤にかけるとき ②子供の脳脊髄液減少症「検査」への葛藤

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 前回は、症状改善が頭打ちになった後も、髄液漏れを調べる再検査をせずに、他の治療に活路を見出そうとしてきた現在までの葛藤を述べました。今回は、避けられない検査のリスクについて、長くなりますがお付き合いください。

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 「なぜ今まで再検査をしてあげなかったの?」という問いへの答えは3つあります。

a. 主治医の先生に勧められなかったから

b. 再検査をしても、髄液漏れを捉える可能性は低いから

c. 再検査をすることで、被曝は避けられないから

 

昨年2月末の事故後、ブラッドパッチ前の髄液漏れ検査のために初めて、「RI脳槽シンチグラフィー」という、放射性物質であるラジオアイソトープを体内に入れる検査をしました。

同時に、造影剤も注入しCTミエログラフィーの撮影もしたことにより、少なからぬ被曝をさせてしまいました。

そして結果といえば、残念ながら漏れの画像は何も得られませんでした。主治医の先生も、成長期の子供にこの検査はあまりしたくないというお考えなので、それ以降のブラッドパッチの時は、検査に関しての打診はなかったのだと思います。

私も、「確実に被曝し、発癌のリスクを高めると言われ、他にも将来どんな影響が出るかわかない」、このような検査を敢えて再度してほしいとは全く思っていませんでした。リスクを冒しても、漏れが写る可能性は本当に低いのです。1回目が写らなかったのだから可能性は更に低くなると考えていました。

もう一生写らないと諦めていたのです。 

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ここで、脳脊髄液減少症の一般的な検査を簡単に並べます。(病院によって差があり、検査方法も年々少しずつ変わっています)

頭部・脊髄・MRI(造影なし・あり) (髄液減少(低随液圧)病態は造影脳MRIにより評価できます。①びまん性硬膜増強効果、②脳下垂、③硬膜下髄液貯留、硬膜下血腫、④脳室狭小化、⑤下垂体腫大、⑥静脈、静脈洞拡張などが典型的な所見です。
脊髄MRI所見としては①くも膜下腔外の液体貯留、②硬膜外液体貯留、③硬膜造影、④硬膜外静脈叢拡張が知られています。)

脊髄MRI/MRミエログラフィー

放射性同位元素(RI:ラジオアイソトープ)脳槽シンチグラフィー部から硬膜内に細い針を刺し(腰椎穿刺)、RIを髄液腔(くも膜下腔)に注入します。経時的にガンマカメラで頭蓋・脊椎を撮影する事によりRIを介して髄液の流れをみる事ができます。正常では硬膜の袋からRIが漏れる事はありませんが、もし硬膜から漏れていると、硬膜外にRIが認められます(硬膜漏出の直接所見)。また、硬膜外にRIが漏れると、頭蓋円蓋部へのRIの流入の遅延〜欠如がおこったり、急速に血管内にRIが吸収されるため早期に膀胱内(尿中)にRIが写ってきたり、早く尿として排泄されるため24時間での体内のRI残存率が低下します硬膜漏出の間接所見)。

CTミエログラフィーRI脳槽シンチグラフィーと同様に腰椎穿刺により髄腔内に造影剤を注入し、全身CTを撮影する事で、造影剤が髄腔内から硬膜外へ漏出していないかを確認する検査です) 

参考引用:山形病院脳神経外科より

 

最初にするの検査で、異常が発見できることは大変少ないです。そうして、の検査は、娘の主治医は行ったようですが、ネットで他病院の検査方法を見ましたが、されない所もあるようです。①及び②(造影なし)は、放射性物質や、造影剤、CTは使わず、MRIのみで行いますので、おそらく体への影響はほとんどないと思いますが、髄液漏れをがわかることは少ないです。そして、この後、よりはっきりした診断ができる②の造影ありの検査に移ることも多いです。

 

娘は、学校事故に遭って翌日に起立性頭痛が発症し、脳脊髄液減少症だと気づき、すぐにMRIの検査はしましたが写りません。一週間以内に保存治療を始め、3か月頑張りましたが、いよいよこれは、「保存治療で治らない1/2のほうに入ってしまったと悟りました。

ぐずぐず長引けば、慢性化により後遺障害が残る可能性が高くなります。なので、先生からの打診があった際、即ブラッドパッチを決意しました。

 

それには、更に映る可能性の高い③と④の検査をすることが必要です。写らないと治療は難航し、娘の場合のように保険診療の適用外にもなってしまうのです。なので、泣く泣く、娘の身体に放射性物質を注入し、造影剤も同時に注入し、CTも何枚も撮るという検査に踏み切ることになったのです。

背に腹は代えられない…」という言葉がこの状況をうまく言い表しています。

 

現実として立ちはだかる大きな問題点としては、

この検査による被爆は免れることはなく、小児科学会でも問題視されているということです。兵庫県最大の子供専門病院であるK病院に至っては、脳脊髄液減少症の疑いはあっても「この検査はしない」と断言されています。

 

造影剤を入れたCTの放射線被曝にしても、怖いものがあります。一般的なCTだと胸部CTで10ミリシーベルト、腹部、骨盤だと20ミリシーベルトなのが、造影剤を入れる事でその2倍になり、その上、CTを取るのは1度きりではありません。

 

この検査による被曝が成長期の子供の将来にどんな影響を与えることになるかについては、検査機関の説明では「体外に排出されるため後々の影響はない」と書いてあったり、何も書かれていなかったりですが、もう少しネットを検索すれば、大変怖い記述がも簡単に見つかります。

私は気にしすぎでしょうか?でも、小児科学会が問題視しており、この検査をしないという大病院があるという時点で、「推して知るべし」だと感じるのです。 

現に、前述のようにM病院の主治医の先生も、子供へのこれらの検査をするのは忍びなく、できるだけ避けたいとお考えなのです。他、診察にいった数か所の大病の先生方も同じ考えでした。

 

しかし、悲しいことに、多くの場合、例え、MRIで怪しく見える箇所が見つかっても、きっちり画像を撮って保険診療を通すために、被曝を伴う検査が子供に行われているのです。

そして、娘がそうであったように、れらの被曝を伴う検査をしても漏れの画像が写るとは限らないということが最大のジレンマとして患者家族に重くのしかかるのです。 

(その場合の解決策として、「③、④の検査をせずに、自費でブラッドパッチを行う」ということがあります。保護者が同意すれば実際に行われていますし、無駄な被曝を避けるために医師から打診されることも多いです)

 

こういう検査を、既に1度していますので、「できるだけ2度目は避けたい避けたい、他の方法で改善するならそちらを模索し選びたい」と思って、再検査をする気にはならなかったのです。

将来、身体の異常が現れたとしても、この事故による検査との因果関係などの証明は確実に不可能ですし、補償をうけるなど完全に無理な話となります。

 

加害者や学校は、「体育で転倒して、打ち所が悪く髄液が漏れたようで、長期に学校を休むことになった。でも若いから回復したらこれから挽回すればいい」くらいの認識しか持っていないと思いますが、この検査一つにしても、娘の身体は既に検査被曝し、今後もその可能性があります。本人には知らないままだと思いますが、家族が、これほどの葛藤を強いられているということをわかってほしいところです。 

敢えて穏やかな口調で書いていますが私の腸(はらわた)は煮えくり返っています。 

しかし、そんな私達が再検査への一歩を踏み出すきっかけになっ出逢いがありました。次回は、そのことをお話します…

 

*検査についての見解の相違はあるかもしれませんが、私が医療関係者と接してきたことからの体感を書いていますので、素人見解として捉えて頂ければと思います。 

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